今回は個人的にかなりアクションが面白かった
『Scarlet Nexus』(スカーレットネクサス)の魅力をご紹介していきたいと思います。
正直勿体ない箇所も多い作品ではありますが、『もう少し人気が出てもいいのでは』
といったお声も多い隠れた良作ゲームです。
- アクション系のゲームが好きな人
- 非現実的な『念力・瞬間移動・透明化』等の、超能力系が好きな人
- アクション系のゲームはやったことないけど、いつかはやってみたいと思ってる人
目次
ゲーム概要
2021年6月24日に発売された三人称視点のアクションRPG。対応プラットフォームはXbox・PS4・PS5・PC(Steam)。
ディレクターはテイルズオブシリーズの開発に多くかかわっていらっしゃる穴吹健児さん。
人々が生まれながらに持つ超感覚能力を基盤として脳科学技術が高度に発展した『ニューヒムカ』と呼ばれている世界が舞台となっています。
ある日突然空より出現した謎の生命体『怪異』が生物の脳を捕食し始め、その怪異に対抗するために組織された怪異討伐軍(突出した脳力を持つ超能力者集団)に所属する隊員たちの物語です。
戦闘システム
戦闘は三人称視点で行われます。超脳力や仲間との連携が直感的に操作でき、爽快感抜群で正直かなり楽しいです。
通常攻撃と念力
通常攻撃はもちろんの事、念力で資材や車など色々なものを飛ばしたり⇩
ガソリンの入ったドラム缶を壊して相手にぶちまけて燃えやすくしたり、
電柱を使って左右に殴る等、様々なアクションができます。
通常攻撃と念力を組み合わせて攻撃するとアクションも変わり、威力もより強力になります。
SAS(脳力の借り受け)
本作では個人毎の脳力をより活かすことができる『SAS(ストラグル・アームズ・システム)』といった一時的に仲間の超脳力を借り受けることができるシステムがあり、透明化や瞬間移動、硬質化など仲間の数だけ脳力を使うことができます。状況に合わせて適切に使用することが重要です。
また、能力は同時に発動できます。
これによって戦略性がかなり生まれてくるため、戦闘をより楽しくさせていますね。
『発火・硬質化・瞬間移動・透視・透明化・超高速・複製・放電・念力フィールド』からどの組み合わせでも同時に4つ発動できます。
・視認されるとダメージが通らない敵には『透明化』
・迷彩で視認不可能な敵には『透視』
・蠅のように高速で移動する敵には『高速化』
様々な特性の敵がいるので適切な脳力を使い、臨機応変に対応する必要があります。
ブレインクラッシュ
敵の体力バーの下に表示されている『クラッシュゲージ』を弱点を突くなどしてゼロにすると、
怪異の体内に存在する赫(カク)を主人公の念力で破壊し、一撃必殺できる『ブレインクラッシュ』が発動できる。
脳内空間(ブレインフィールド)展開
使用者に多大な負担がかかるため制限時間がありますが、その間は強力な念力攻撃を何度でも繰り出せます。
ブレインマップといったスキル振り要素で強化できる育成要素で、ブレインフィールド関連を強化していくと
ブレインフィールド展開中はダメージを受けなくできたり、使用時間の増加や与ダメージ量を増加させたりと、終盤ではかなり強力かつお手軽な攻撃手段になってきます。
コンビネーションビジョン
仲間との絆が深まると任意のタイミングで発動できる連携技。
右下のSASゲージを消費して発動し、敵の体制を崩せるうえに大ダメージを与えることができます。
ゲージは大きく消費しますがそれを差し置いても非常に強力です。
アサルトビジョン
仲間から応答があった際に該当ボタンを押すことで、SASを通じて強力なサポート攻撃を放ってもらうことができる連携技。
こちらは任意のタイミングで発動することはできないが、発動中は無敵かつ高威力であるため非常に強力です。
これら以外にもジャスト回避でカウンター攻撃ができたり、
『プロテクトビジョン』といったダメージを受けた時に確率で味方がダメージを肩代わりしてくれる要素もあります。どの要素もアクションをより楽しくさせ、やりがいを感じさせる気持ちの良い操作感にしてくれています。
音楽
音楽面に関しても、非常に力を入れているように感じるほどに戦闘やストーリーをより一層盛り上げてくれています。
雪マップのBGMは総じてレベルが高いイメージですが、その中でも群を抜いて美しい雪景色を曲として上手く表現されていると思います。ゲーム内に自然とBGMが溶け込んでいるほどに違和感なくマップ探索が非常に捗りますね。
その他どの音楽もクオリティに関してかなり高水準だと感じますが、
ストーリーにおける要所のBGMであったりボステーマなんかはかなりの神曲...
また、どれもゲームの世界観に合った曲でゲーム体験をより楽しくさせてくれているのを強く感じます。
クリアしたのは一年程前になりますが、
今でも時折聴くほどです。
※Deluxe Edition / Ultimate Editionに付属のデジタルサウンドトラックで聴く事ができます!
その他要素
絆システム
本作ではキャラ同士と交流を深めることで『絆レベル』を高めることができます。
それによってキャラとの連携技が強化・追加されたり、キャラとの支援会話も発生します。
マップデザイン
脳科学技術が高度に発展した世界という独特な世界観がマップとしてもうまく表現されています。
戦闘の合間に周りの景色を堪能しながら進めるのもかなり楽しかったです。
映えるスポットを探しながらゲームを進めていくのもかなりおすすめ👍
キャラとの掛け合い
戦闘中はキャラ同士の掛け合いが発生します。
これによって仲間と共闘している感覚が強まる事によって臨場感が出て、戦闘により没入できるようになっています。
ストーリー
ストーリーはゲーム概要で少し触れましたが、怪異に対抗するために組織された怪異討伐軍に所属する若き隊員たちの物語になります。
物語はアニメ調でありながらもかなりシリアスな内容。王道的なストーリーでありつつもそれなりに楽しめました!
ストーリーは好みが分かれるポイントです。SNSでも二極化してます。
アクション重視の方はあまり気にならないと思いますが、
ストーリー重視の方は怒涛の展開があったりと細かい所で不満はあると思います。
ここら辺は好みにマッチする人にはとことん合う内容だと思うので、難しい所ですよね(;'∀')
どこまで詳細にストーリーを展開していくか(ストーリーの粒度)は様々な面に影響を及ぼすので、
ここについてのバランスはホントに難しいなと思いますね,,,
以上になります。
個人的にこれまでの人生で出会えて良かったゲームの一つになりました。
今後もバンダイナムコのゲームには期待ですね!